「お皿は紙、食材は絵具、ナイフは筆。新感覚アート体験”水彩ビュッフェ”」

画材のワッ‼2024 イベントレポート

〜業界最大級!803色の水彩ビュッフェが実現〜

イベントを終えて

2024年8月2日(金)・3日(土)の2日間、WACCA池袋にて「画材のワッ‼2024」を開催いたしました。

2023年の初開催に続く第2回目となる今回は、画材業界でも前例のない**業界最大級803色の水彩絵具が揃う「水彩ビュッフェ」**を実現。豊島区「Harezaの日」期間中の開催とあって、多くのアートファンや画材愛好家にお越しいただきました。


画材のワッ‼2024の特徴

🎨 業界最大級!803色の水彩ビュッフェ

今回のメインイベントとして登場したのが、名村大成堂がオーガナイズする「水彩ビュッフェ」。

ビュッフェ(buffet)とはフランス語で立食形式での食事を意味しますが、この企画では料理の代わりに水彩絵具、お皿の代わりに水彩紙、ナイフ・フォークの代わりに筆を使って、自分だけのオリジナルカラーチャート(色見本帳)を作る体験型イベントです。

水彩ビュッフェの内容

お皿: ミューズの水彩紙5種類(18×18cm)×1パック

  • ワトソン
  • ホワイトワトソン
  • ランプライト
  • TMKポスター
  • DOアート

ホーク・ナイフ: 名村大成堂の新商品水彩筆「ルナール」を中心とした筆

食材: 名村が推奨する水彩ブランド×10 = 803色

  • 透明水彩(国産): クサカベ透明水彩絵具54色、ハルモニア24色、シングルピグメント6色、ターナー透明水彩絵具54色
  • 透明水彩(舶来): レンブランド120色、ダニエル・スミス266色、ウィンザー&ニュートン107色、シュミンケ ホラダム48色
  • 不透明水彩: ニッカーデザイナースカラー70色、ターナーデザインガッシュ54色

コンシェルジュ: 実際に画材を使用している創形美術学校の学生たち

体験料: ¥500


開催概要

  • 開催日: 2024年8月2日(金)・3日(土)
  • 時間: 各日11:00〜18:00
  • 会場: WACCA池袋 1階STAGE、2階アートスペース
  • アクセス: 池袋駅東口より徒歩3分
  • 特別期間: 豊島区「Harezaの日」期間中

参加した画材メーカー

🎨 01. 株式会社クサカベ

1928年創業 – 日本初の「クサカベ」ブランド油絵具メーカー

95年にも及ぶ絵具作りのノウハウを持つ老舗メーカー。

ワークショップ: カボション作り
「アキーラ」は体質顔料を一切使わず、高性能な顔料本来の色彩を最大限に引き出した水性絵具。そのみずみずしさとなめらかな描き心地で、キラキラしたカボションを制作。
体験料: ¥500


📄 02. 株式会社ミューズ

1960年 – 日本初の本格的水彩紙「ワトソン」開発

画材用紙のトップサプライヤーとして、世界のクリエイティブ活動を支えています。

ワークショップ: 水彩紙にマスキングテープを使用し、にじみ絵・マスキングアート
マット紙の縁をデコレーションしてオリジナルフォトフレームを制作。絵が苦手な方でも簡単に参加できます。
体験料: ¥500


🖌️ 03. 株式会社名村大成堂

1940年豊島区創業 – 伝統的な筆作りの技術継承

豊島区雑司ヶ谷に本社を構え、各種書画筆の研究開発を進めています。

ワークショップ1: 水彩ビュッフェ
803色の水彩絵具と5種類の人気水彩紙を使って、自分だけの色見本帳を作成。創形美術学校の学生がコンシェルジュとしてサポート。
体験料: ¥500

ワークショップ2: 天然毛”シルバーフォックス毛”を使用した水彩筆『Renard(ルナール)』を体験!
新商品「ルナール」のしっとりとした柔らかさと程よいコシの強さを水書シートで体験。SNSで話題の最高品質人工毛「ノルム・ラフィーネ・康尖・太晟」も用意。
体験料: 無料


🌈 04. ニッカー絵具株式会社

スタジオジブリも愛用する日本が誇る絵具メーカー

『色』に真摯に向き合い、多くのプロクリエイターに支持されています。アニメーション制作スタジオでも広く使用されています。

ワークショップ: マーブリング・デコを使って素敵な模様の小物を作ろう!
誰でも簡単にマーブル模様が作れる『マーブリング・デコ』で、けんだまなどの木工素材やしおりなどの革素材に模様付け。吸水する素材ならどんなものでもマーブル模様が映せます。
体験料: ¥500〜


創形美術学校 学生有志によるライブペイント

池袋駅西口より徒歩5分にある創形美術学校の学生たちが、メーカー各社の画材で自由に作品制作を実施!

3年制の専門学校として、校外プロジェクトへの積極的な参加を通じて「社会の力」となるアート&デザイン界のプロフェッショナルを育成しています。


イベントのターゲット層

🎯 画材を知らない人々

豊島区が掲げる「国際アート・カルチャー都市構想」のシンボルプロジェクト「Hareza池袋」。そのメインイベント「Harezaの日」に参加している人々に、画材の魅力を伝える。

🎯 イベントリピーター

「画材のワッ‼2023」のリピーターや、様々な画材イベントに参加しているユーザー。主にイラスト・水彩画を楽しんでいる女性の方が中心。


イベントの目的

📍 新商品「ルナール」のPR

名村大成堂の新商品水彩筆「ルナール」を、実際に体験してもらう貴重な機会として実施。

📍 画材体験の場の提供

小売店では販売目的のため気軽にお試しができない画材を、商業施設を利用することで専門店には来ないユーザーに直接触れてもらう機会を創出。

→「購買」「再開」「興味喚起」につなげる

📍 協力メーカーのPR

名村が推奨する画材メーカーとコラボすることで高品質な筆の理解を深める!


特典

各体験ブースに参加された方先着803名様には、開催期間中にWACCA池袋内各店舗で使用できるLINEクーポンをプレゼント!


協力メーカー各社

  • 株式会社クサカベ
  • ターナー色彩株式会社
  • ニッカー絵具株式会社
  • ウィンザー&ニュートン(バニーコルアート株式会社)
  • ダニエルスミス(株式会社べステック)
  • シュミンケホラダム(株式会社丸善美術商事)
  • 株式会社ミューズ
  • レンブランド(株式会社ターレスジャパン)

(順不同)


イベントの意義

「画材のワッ‼2024」は、前年の成功を受けて内容をさらに充実させ、業界最大級803色の水彩ビュッフェという画期的な企画を実現しました。

レストランのビュッフェのように、様々な水彩絵具を自由に試して自分だけの色見本帳を作るというコンセプトは、画材体験イベントとして新しい価値を提供。初心者からベテランまで、幅広い層に画材の魅力を伝えることができました。

また、豊島区雑司ヶ谷に本社を構える名村大成堂が、地元池袋で開催することで、地域に根ざしたアート文化の発信拠点としての役割も果たしています。

創形美術学校の学生がコンシェルジュとして参加することで、次世代のクリエイターと画材メーカーをつなぐ貴重な交流の場にもなりました。


主催・共催・協力

共催: 株式会社名村大成堂・WACCA池袋
協力: 株式会社ホクトデザインルーム、創形美術学校、協力メーカー各社


開催日: 2024年8月2日(金)〜3日(土)
会場: WACCA池袋 1階STAGE、2階アートスペース
特別期間: 豊島区「Harezaの日」期間中


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ABOUTこの記事をかいた人

筆メーカー勤務。アートポータルサイト「筆選=Hudesen」運営者。画材専門ブログとして始まった小さな挑戦が、今では画材を中心としたアートポータルサイトへ進化。画材業界とアート文化の架け橋を目指しています。