【イラスト投稿の裏側】スタッフに聞いた!プロが使う3大プラットフォームの真実

はじめに

こんにちは!今日は、うちのイラストが得意なスタッフに「普段、どこに作品投稿してるの?」って何気なく聞いたら、めちゃくちゃディープな世界が広がっていたので、その衝撃をシェアします!

実は彼女、複数のプラットフォームを使い分けているらしく、「え、そんなに色々あるの!?」って驚きました。それぞれのサイトに特徴があって、目的によって投稿先を変えているんだとか。

今回は、実際に使っているからこそわかる生の情報をお届けします!


1. pixiv(ピクシブ)- 日本最大級のイラスト投稿サイト

圧倒的なユーザー数と作品との出会い

pixivは、日本最大級のイラスト投稿サイトとして、クリエイターなら誰もが知る存在です。スタッフ曰く、「とにかく人が多い!投稿すれば誰かしら見てくれる安心感がある」とのこと。

ストロングポイント:

  • タグ機能の精度が抜群: 作品を投稿する際、複数のタグをつけることで、同じ趣味嗜好を持つユーザーに確実にリーチできます。「#オリジナル」「#ファンタジー」「#水彩画」など、細かくタグ付けすることで、ニッチなジャンルでもファンを見つけられるのが魅力

  • 二次創作文化の聖地: アニメ、ゲーム、漫画のファンアートが盛んで、同じ作品のファン同士で繋がれる。「好きなキャラクターを描いたら、同じ作品のファンがブックマークしてくれて嬉しかった!」と彼女も語っていました

  • ランキングシステムでモチベーションアップ: デイリー、ウィークリー、月間のランキングがあり、人気作品がひと目でわかります。「ランキングに入ると閲覧数が一気に跳ね上がる」という体験談も

  • ブックマーク機能でファン形成: 気に入った作品をブックマークする文化が根付いており、「ブックマーク数=人気度」が可視化されるため、創作意欲が湧くそうです

  • 作品そのものがコミュニケーション: 日記や近況報告のテキスト投稿よりも、「絵で語る」文化が強い。作品を通じて繋がる独特の空気感があります

ユーザー層: 20代〜30代が中心ですが、最近は10代のクリエイターも増加中。幅広い年齢層が活躍しています。


2. Xfolio(クロスフォリオ)- ポートフォリオ特化型プラットフォーム

「見せ方」にこだわる、プロ志向のクリエイター向け

Xfolioは、ポートフォリオ作成機能を中心に据えた、統合型クリエイタープラットフォームです。スタッフは「仕事を受けたい時や、自分のブランディングをしっかりしたい時はXfolio一択!」と断言していました。

ストロングポイント:

  • 美しいポートフォリオが簡単に作れる: テンプレートを使って、まるでプロのWebデザイナーが作ったようなポートフォリオサイトが誰でも構築可能。「自分の作品集サイトを持っている」という満足感が得られます

  • クリエイターの「人となり」を伝える設計: 作品だけでなく、プロフィール、制作過程、コンセプトなど、「この人はどんなクリエイターなのか?」を総合的に見せられるのが特徴。仕事依頼を受ける際に、クライアントが判断しやすい

  • SNS機能も充実: コメント、スタンプ、フォロー、いいね機能があり、クリエイター同士の交流も活発。「pixivほどごちゃごちゃしていないけど、適度にコミュニケーションが取れる」バランスが良いそうです

  • タグシステムと年齢制限設定: 作品の検索性を高めるタグ機能に加え、R-18などの年齢制限設定もできるため、幅広いジャンルの作品を安全に投稿できます

  • 仕事獲得に直結: ポートフォリオとしての完成度が高いため、イラストレーターやデザイナーとして仕事を探している人には最適。「Xfolioのポートフォリオを見せたら、すぐ案件が決まった」という成功体験もあるとか

こんな人におすすめ: フリーランスや副業でイラスト・デザインの仕事を受けたい人、自分のブランドを確立したいクリエイター。


3. illumy(イルミー)- 旧CREATORS BANK、20年の歴史を持つコミュニティ型プラットフォーム

老舗ならではの温かいコミュニティ

illumy(旧CREATORS BANK)は、なんと20年もの歴史を誇る、無料のWebポートフォリオサービスです。「昔からCREATORS BANKを使っていて、illumyにリブランドされてからも愛用している」とスタッフも語る、根強いファンが多いプラットフォーム。

ストロングポイント:

  • 20年間で築かれた信頼と実績: 登録クリエイター数は20,000人以上、投稿作品数は30万点以上。長年運営されてきたからこその安定感と、クリエイター同士の絆が強いコミュニティが魅力

  • ハッシュイラストパーク(月間テーマ投稿企画): 毎月テーマが発表され、それに沿ったイラストを投稿するイベントが開催されます。「テーマがあると描くネタに困らない」「他の人の解釈を見るのが楽しい!」と、創作のモチベーション維持に最適

  • コミュニティの温かさ: pixivやXfolioと比べると規模は小さめですが、その分「顔の見える関係」が築きやすく、アットホームな雰囲気。「常連さんとのやり取りが楽しい」という声も

  • 無料で充実したポートフォリオ機能: 完全無料で使えるのに、作品を美しく見せるためのレイアウトやギャラリー機能が充実。初心者でも安心して始められます

  • 老舗ならではの落ち着いた空気: 「バズりたい!」「いいね欲しい!」という競争の雰囲気よりも、「自分のペースで作品を発表したい」「同じ趣味の仲間と繋がりたい」という、ゆったりとした創作活動を楽しめる場所

こんな人におすすめ: SNS疲れした人、じっくり腰を据えて創作活動を続けたい人、コミュニティの一員として温かい交流を求める人。


Webだけじゃない!リアルな展示スペースも大人気

さらにスタッフに話を聞いていくと、「Web上で作品を発表するだけじゃなくて、リアルな展示会にも参加してるんだ!」という衝撃の事実が。

「実物を見てもらえる喜びって、Webとは全然違うんですよね。あと、同じ志を持つ作家さんたちとの出会いもある。展示会に参加すると、創作へのモチベーションがすごく上がるんです!」とのこと。

そこで、それぞれのプラットフォームを使う方の目的に合わせた、人気の展示スペースも教えてもらいました!

pixiv系:「とにかく多くの人に見てもらいたい、二次創作を楽しみたい人」向け

デザインフェスタギャラリー(原宿)

  • 住所: 東京都渋谷区神宮前3-20-18
  • アクセス: JR原宿駅竹下口から徒歩9分、東京メトロ明治神宮前駅5番出口から徒歩5分
  • 特徴: オリジナル作品であれば国籍・年齢を問わず誰でも出展できる全てのアーティストのためのギャラリー
  • 大小70以上のスペースがあり、様々な展示が同時進行で行われるため来場者数が多い
  • 二次創作OKのイベント「デザインフェスタ」も定期開催
  • pixivでも「デザフェス参加しました!」という投稿をよく見かける、イラストレーター界隈では超有名スポット

Xfolio系:「仕事に繋げたい、プロとしてのブランディングをしたい人」向け

HBギャラリー(原宿・表参道)

  • 住所: 東京都渋谷区神宮前4-5-4 原宿エノモトビル1F
  • アクセス: 東京メトロ表参道駅から徒歩
  • 特徴: 1985年オープンの老舗イラストレーションギャラリー
  • 商業イラストレーターの登竜門的存在で、ここで個展を開くことがキャリアアップに繋がる
  • クライアントや編集者が訪れることも多く、仕事に直結しやすい

東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)の展示会

  • 会場: 東京ミッドタウン・デザインハブなど
  • 特徴: 1988年発足のプロフェッショナルイラストレーター団体
  • 179名の会員による「実際に世に出た商業制作物」の自信作を展示
  • TIS公募展で入選すれば、プロとして認められた証になり、仕事獲得のチャンスが広がる
  • イラスト業界での信頼度・知名度が非常に高い

illumy系:「コミュニティを大切にしながら、マイペースに創作を楽しみたい人」向け

ARTs*LABo(アーツラボ) × Gallery CORSO(神保町)

  • 住所: 東京都千代田区神田神保町3-1-6 日建ビル3F
  • アクセス: 神保町駅A1出口から徒歩1分
  • 特徴: 創作イラストレーターなら誰もが知る超有名企画
  • 主宰のRyuさんが「作家の立場から考えたアートイベント」をコンセプトに企画・運営
  • 「COLORs」「HQ Exhibition」「天使・悪魔展」「和風幻想」など、温かいテーマを設けたグループ展を定期開催
  • 参加費も比較的リーズナブル(ATC4枚までなら2,800円〜)で、初心者でも参加しやすい
  • 創作イラストの祭典のような賑やかで温かい空間。常連作家さん同士の交流も盛ん
  • 画材の体験スペースなども併設され、コミュニティ感が強い

銀座ミレージャギャラリー

  • 住所: 東京都中央区銀座2-10-5
  • 特徴: 合計壁面47mを誇る広いギャラリー
  • イラストレーターによるグループ展が頻繁に開催される
  • 「夢の彼方」展、「キュート」展など、テーマ性のあるアットホームな企画が多い
  • 作家同士の交流を大切にする雰囲気があり、マイペースに活動したい人に人気

「いつかARTs*LABoの企画展に参加してみたい!」「デザフェスで作品を発表したい!」というのが、創作イラストを描く人たちの憧れだったりするそうです。


まとめ

今回、スタッフに話を聞いて分かったのは、**プラットフォームによって文化も目的も全然違う!**ということ。

  • pixiv: とにかく多くの人に見てもらいたい、二次創作を楽しみたい人向け
  • Xfolio: 仕事に繋げたい、プロとしてのブランディングをしたい人向け
  • illumy: コミュニティを大切にしながら、マイペースに創作を楽しみたい人向け

そして、Web上での投稿だけでなく、リアルな展示会に参加することで、実物を見てもらう喜び同じ志を持つ仲間との出会いがあるのも魅力的ですね。

イラストを描く世界って、知れば知るほど奥が深くて面白い!

皆さんも、自分に合ったプラットフォームや展示の場を見つけて、イラスト制作を楽しんでくださいね!

【おわり】

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ABOUTこの記事をかいた人

筆メーカー勤務。アートポータルサイト「筆選=Hudesen」運営者。画材専門ブログとして始まった小さな挑戦が、今では画材を中心としたアートポータルサイトへ進化。画材業界とアート文化の架け橋を目指しています。